株式会社日建技術コンサルタント
NIKKEN GIJUTSU CONSULTANTS CO.,LTD.
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測量

MMSを用いた3次元データの計測により、社会資本の状態を安全に精密に把握します

MMSによる移動体計測

弊社では、2014年3月に「三菱モービルマッピングシステム(NETIS KK-090011)」を導入しました。

高精度GPS移動計測システム「三菱モービルマッピングシステム」は、GPSアンテナ、レーザースキャナカメラ等の機器を車両に搭載し、走行しながら道路周辺の3次元位置情報を高精度で効率的に取得できるシステムです。近年においては、国土地理院より「移動体計測車両による測量システムを用いる数値地形図データ作成マニュアル(案)」が公開され、公共測量分野での利用が認められております。また笹子トンネルの崩落事故を受け平成25年2月には、国土交通省より道路ネットワークに関わるインフラ整備の維持管理を推進する「総点検実施要領(案)」が公開、本システムは道路周辺の空間情報データを効率的に且つ高精度に取得することで様々な業務への対応が可能となっております。

サービスの特徴

  • ■走行しながら高精度な3次元データが効率的かつ安全に取得出来ます。
  • ■走行しながら計測する為、交通規制の必要がありません(法定速度:20km~80kmで計測可能)。
  • ■取得された撮影画像と3次元レーザー点群データより、地形や構造物、建物、施設等のデジタル化が可能です。
       公共測量での利用も可能であり、道路台帳附図や平面図、地形図の作成が可能です。

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活用例①地形図作成(道路台帳附図・官民基本調査等)

MMSを用いて取得したデータから数値地形図の作成

従来の測量方式と比べ、現地作業における道路占用時間を短縮し道路周辺地物の3次元データを効率的かつ安全に取得が可能です(交通規制不要)。三菱モービルマッピングシステムの位置精度は、絶対精度10cm以下の正確な現況把握が可能となっております。
取得した撮影画像と3次元レーザー点群データを用いて、地図の基本となる道路骨格データ及び地物の抽出を行い、地図情報レベル500の数値地形図データを作成します。
この測量手法は、2012年5月に公開された「移動体計測マニュアル(案)」に対応しており、公共測量作業の適用が可能です。(*準則第17条(機器等及び作業方法に関する特例)17条申請実績のあるシステムです。)

MMS-TRACER(数値図化専用システム)

MMS-TRACER 重畳表示

sokuryou_28 車両自己位置データ、天板情報、カメラ撮影位置情報、レーザー点群データ、カメラ画像データをもって、写真にレーザー点群を重畳表示し、図化作業を行うことができます。これは、MMS公共マニュアル(案)に複合表示による図化手法として紹介されている手法です。

MMS-TRACERによる計測

sokuryou_29 カメラ画像上の検証点位置をクロスヘアーポイントによりピックすることで、重畳された3次元レーザー点群よりピック位置の空間座標を算出します。計測点にレーザー点が照射されていなくとも、周囲のレーザー点から面補間計算を行い座標計測することができます。

MMSで取得したデータを用いて、あたかも現地で測量をしているかのように、地物の座標を計測します。(現地効率化・安全性の向上とコスト削減効果が見込めます)計測した座標を元に最終的に数値地形図の作成まで行うことが可能です。

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活用例②道路ストック点検業務(路面性状調査)

平成24年12月に発生した中央自動車道笹子トンネル事故では、道路施設など社会インフラ老朽化の深刻な実態が改めて浮き彫りとなりました。国土交通省は、都道府県・市町村に道路施設の総点検・緊急修繕を要請し、各自治体は点検調査を進めているところです。
当社が導入したMMSは、道路ストック点検業務の仕様及び要求基準をクリアしています。

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活用例③高精度3次元データとオルソ作成

計測により取得した3次元データを基に、CIMのベース図となる3次元地形モデルの作成が可能となります。また、3次元データの計測と同時に取得した写真データを加工することにより、点群に色情報を付与したりオルソデータの作成が可能です。

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活用例④自由な設定(線形・ピッチ)での縦横断図取得

点群データを基に3次元モデリングデータを作成します。モデリングデータの作成後、縦横断図データの作成、高さ情報の識別により標高差の表示も可能です。

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作成した縦横断図データについては、DWG、DXF等、汎用CAD形式に出力可能です。作成したデータは、点群やモデリングデータを基にしており、高精度な断面精度を確保します。また、利用者のニーズに応じて、縦断方向、横断方向、切り出しピッチや幅も限りなく自由に作成できます。

地上型レーザースキャナとの連携

MMSのみでは、要求事項を満たさない場合は、地上型レーザースキャナ、TS(トランシット)及びGNSS測量機を併用して、要求事項に対応します。
以下の事例は、自動車専用道路の道路改良を行う詳細設計用の平面図と縦横断図作成を目的としたものです。当地区は、本線及び側道部分も必要であったため、MMSのみでは作業範囲のデータ取得が困難であったデータの補備測量として、GNSS及びTSを利用した業務の事例です。

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